チェック

トレードの資金管理と投資の資金管理は違います。投資は資産の値上がりを期待して資金を投入しますが、トレードは資産の値動きの鞘(価格差)取りに資金を投入します。その為、投資の資金管理は投資対象を分散することでリスクを低減させますが、トレードの資金管理は対象を絞り込んで資金をリスクにさらす時間をできるだけ短くしてリスクを低減させます。

このようにトレードではマーケットに入ってから出るまで資金をリスクにさらす時間のコントロールが資金管理のポイントとなるので、トレードを始める前に出口をしっかりと考えておきます。トレードで損する人の殆どはマーケットに入るタイミングを示すトレードインディケーターに資金管理のポイントがあると思っていますが、実は損失の原因はどこで利益を取り、どこで損切りするのかという出口をトレードの前にしっかりと決めていないことにあります。

Turn Tradingのトレーダーの実績を見てみると、利益をもっと伸ばして、損切りをもっと小さいうちに早くできれば儲けらることがわかります。勝率を重視して利益をコツコツ積み上げても、一度ドカーンと負ければ積み上げた利益は一回で吹き飛びます。それより利益をできるだけ大きく伸ばして損はできるだけ小さいうちに損切りすることがトレードで儲ける資金管理のポイントになります。

トレーダーとして成功するにはマーケットが動いているときに簡単に判断できる分かり易いシンプルな戦略を持つことが重要です。戦略を十分理解できていればマーケットの変化に合わせて自在に戦略を操れます。シンプルな戦略をもてば、あれこれ考える必要はなくなり、その分トレードに集中できます。

初めてトレードする時はターゲットが5ポイントでストップも5ポイント というような単純なルールにします。そしてターゲットをヒットするまで耐えて待つことと損失を受け入れることを覚えます。自分のルールが守れるようになったら、儲けを増やせるように利益確定のターゲットと損切りのストップの調整を開始します。

利益の増やし方

  • 小さな利益を積み重ねても1回のトレードで大きな損失をだせば口座資金はなかなか増えません。
  • ターゲットを大きくするとターゲットに到着できずに利益を減らすこともありますが、それを受け入れることが重要です。
  • 長期で見ればターゲットを大きくして利益を増やすことができるようになれば確実に結果は良くなります。
ターゲットを大きく

ターゲットを5ポイントより少し大きめの7とか10ポイントにします。もしマーケットが運良く上がったらもっと高くします。もしマーケットがあなたのターゲットの5ポイントに到達した後は動きが止まって上がらなくなったらそこが利益確定のベストなタイミングと考えます。

それぞれのマーケットは異なる動きをするので、異なる戦略が必要です。何処で入って何処で出るかの戦略は経験を積むことにより磨きをかけます。キーポイントは可能な時には利益を伸ばす方法を見つけることです。

次のレジスタンスとサポートレベルをチェック

マーケットが次にどこで方向転換するかを予測するのがレジスタンスとサポートです。上昇から下降に点ずるレベルをレジスタンスといい、下降から上昇に点ずるレベルをサポートといいます。もしレジスタンスの6ポイント前で買えば6ポイントの利益が取れる可能性がありますが、レジスタンスの4ポイント前なら利益は4ポイントの可能性となります。

時々マーケットが速く動いてレジスタンスに到着する場合がありますが、その時はレジスタンスを抜いて更に利益が大きくなるように決済するのを少し待って遅らせます。レジスタンスで動きが止まったら直ぐに決済します。

損失を減らす方策

  • 短期トレードではエントリーのタイミングが当たっていればすぐに利益が取れるので、ストップは小さくします。
  • ストップが小さいとすぐにストップに到達して損切決済となりますが、1回当たりのトレード損失が小さければ勝率が悪くなってもトレード全体で利益はあげられます。
トレーリングストップ

トレードしてすぐに利益がでれば、それは正しい決断をしたという良い兆候で、多くの場合すぐにターゲットに達します。もしターゲットに達する前にマーケットが反転してしまったら、それは悪い兆候なので 前もって設定したロスに達する前に決済して逃げ出す方が良い場合が多いです。

トレードして利益がでたらストップのレベルを減らします。例えばトレードで2pips利益がでたら、ストップを5から3pipsに減らします。トレードがターゲットに近くなったらストップをゼロにします。

トレーリングストップはトレール注文とも呼ばれトレードの利益が伸びて行く時にトレーダーが指定した値幅でストップ注文を動かしていくトレード方式です。例えば値幅を5pipsとすればマーケットが利益がでる方向に動き続ければターゲットは青天井に伸びていき反転して5pips動いたところで決済されます。

トレール注文のないプラットフォームの場合は手動で値幅をコントロールします。利益のでていたトレードが損失に変わると本当にガッカリしてメンタルコントロールが難しくなり、その後のトレードの判断を狂わせます。トレーリングストップはできるだけ利益を伸ばし方向の反転を自分の納得した値幅でコントロールできるので1回のトレードの利益を膨らますことのできる優れた方法です。

時間基準ストップ

短期トレードでマーケットが良く動いていれば通常5分から15分でターゲットに達します。すぐターゲットにヒットすることなく長い時間ポジションを持っているとストレスがたまるので、そういう場合は出口を探ります。例えば買いポジションでマーケットが5分間2pipsの上げ下げを繰り返したら損得ゼロの時に手仕舞います。そしてマーケットの動きが活発になったところでトレードを再開します。早めにポジションを手仕舞えば、それだけトレードの疲れも減り、ミスも少なくなります。

トレード対象のマーケットを理解しそれに合わせた戦略を持つことが重要です。そうすれば自分のターゲットに到達する時間も予測することができるようになります。自分のトレード記録を分析できればトレードを一旦中止するのが良い時間帯とトレードの再開時間も分かるようになります。

トレード能力の一つであるマーケット分析力がつけば素早い判断ができるようになります。色々な出口戦略をトレードで経験し、それを記録して振り返り、改善点を見つけてそれを戦略に反映していくことを続ければおのずと結果は良くなります。

資金管理を改善させるためのヒント

トレードにおいてリスク管理を正しく行わずして稼げるインディケーターは存在しません。 プロのリスク管理に対する考え方をみていきましょう。

ヒント1

そのトレードにどれだけの価値がありますか?

「焦点を絞る」だけでは長期的な収益には結び付きません。リスクに見合った価値がそのトレードにあるかないかを考慮することが必要です。先ずリスクとリワードの割合について考えることが重要です。トレードのターゲットが小さすぎる場合や要求されるストップ注文が大きい場合は、長期的にお金を稼ぐことが困難になります。

ヒント2

ボラティリティの変化に応じてトレード手法も変更します

マーケットが通常よりも大きく動いている時に戦略を変更せず取り組むことは損失の原因となります。マーケットが通常よりも大きく動くとストップ注文がヒットする可能性が高くなりますので、ストップ幅を広げる必要がでてきます。しかし単にストップ幅を広げるという考えはリスク管理において問題となりますので、その場合はターゲットも広げ、ポジションサイズを小さくする必要があります。一方、マーケットがより静かになった時はターゲットに達することが難しくなりますので、ターゲットを狭め、それと同時にストップ幅も小さくして収益性を維持するためにポジションサイズを大きくします。

ヒント3

勝率とリスクリワードレシオはリンクされていることを理解します

リスクリワードレシオ(損益比率)を計算し、長期にわたって利益を上げ続けるためには勝率が何パーセント必要であるかを理解しなくてはなりません。勝った時と比べて 5 倍以上のお金を失っている場合は、仮に 80%の勝率だったとしても結果として破産してしまいますので、勝率だけにこだわっても意味がありません。

ヒント4

ターゲットに執着しません

トレード毎の利益や損失は、トレードしていくことに際してさほど重要ではありません。はるかに重要なのは、長期にわたって利益を得るためにリスク管理ルールを徹底して守り続けることです。一日の終わりや週末にトレード結果を振り返ることは、今日その場限りでお金を稼ぐことよりもはるかに重要なのです。リスク管理ルールを守れていたか、この振り返りで得られた気付きこそが後にギャンブルと大きな違いを生み、大きな損失を抑えることに繋がっていきます。

ヒント5

取引手数料に注意を払います

マーケットが動いている時はマーケットの値動きに没頭してしまい、トレードをする度に手数料やスプレッドが発生していることを忘れてしまいます。トレード回数が多ければ多いほど、これら手数料分をより多く稼がなくてはいけなくなりますので、トレード回数が多くなり過ぎてしまうのも問題です。長期的な利益は、確固たるトレード戦略と大きな損失を避けるトレードからしか得ることはできませんので、思い付きで多くのポジションをとってしまうことは結果として稼ぎ続けるハードルを高くしてしまいます。このことからも、トレードは計画に沿って行うことが大切なのです。

ヒント6

多くのマーケットではトレードしません

多くのマーケットでポジションを持つということは、同時にリスクも多く保有するということです。リスクを拡大しようとするのではなく、1 つまたは少数のマーケットに集中する方がはるかにトレード結果は優れたものになります。これはリスク管理ルールを守り易くなるからです。あるマーケットでの損失を埋め合わせるために、他のマーケットで挽回しようとしてはいけません。多くのマーケットにそれぞれ注意を払い、集中し続けることは難しいのです。そしてマーケットによっては得手不得手があるものです。

ヒント7

利益が損失に変わるのを防ぎます

保有しているポジションがターゲットに近づいてきたものの反転した場合、最悪でもブレイクイーブンで決済することはとても良い判断です。含み益だったポジションが損失に変わることはストレスとなり、メンタルコントロールが難しく、損切ができない状況にもなり得ます。トレードで利益が乗ってきたら、ストップを早めに引き上げて(引き下げて)ポジションが損失に変わるのを防ぎましょう。そして、うまくなってきたらトレーリングストップを使って利益を確保するようにしていくことが大切です。

ヒント8

取引記録を残します

ほとんどのトレーダーはリスクリワードレシオの高い堅実な計画を立てていますが、実際にトードするときにはこれらの計画を忘れてしまいます。取引記録にトレードを残すことで、実際にルールに従っているかどうか、また改善が必要かどうかを簡単に見直すことができます。取引記録がなければ自身のトレードの状況を正確に知り、リスクリワードレシオのバランスを確認することができません。健康診断のように気付かなかった自身を知るための情報が沢山詰まっています。先ずは自分を知ることで自分に合った戦略を見つけることができ、その戦略を使いこなせているのか、そうでないのかを確認し、徐々にその戦略が自分のものとして染み着いていくのです。

ヒント9

他のトレーダーと話します

他のトレーダーがどのようなテクニカル指標を使用しているかについて話すよりも、リスク管理についてどのようにアプローチしているかを意見交換することの方がはるかに今後のトレードに役立ちます。トレード経験が豊富な人と話すことにより他のトレーダーが何に着目し何を正しくやっているのかを学び、自身のトレードを改善する方法を見つけていくのです。

ヒント10

どんなトレーダーでも損失を出すこともあることを知っています

収益性の高いトレーダーと非収益トレーダーの大きな違いは、損失への対応方法です。マーケットにおける損失を避ける方法はなく、プロトレーダーはこれを「利益を上げる機会を得るためのコスト」と見なします。誰も完璧にすることはできませんし、トレードを中止するという判断のできるトレーダーはマーケット状況が厳しい時代にも生き残れ、結果、長期的に利益を得られるものです。負けトレードがあったとしても、リベンジトレードをしようとは思わないのです。 

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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