この記事では、1時間足を使用してFXデイトレのパフォーマンスを向上させる方法について説明します。デイトレードにおいて、あまりに多くのトレーダーが1分足、もしくは5分足チャートの使用のみに焦点を合わせていますが、これは彼らが1時間足チャートから得られる貴重な情報の使用を無視する事を意味します。以下では、デイトレFXにおいて1時間足を確認する理由と方法について説明します。

1時間足を使用する理由

ポイント1

サポートとレジスタンスを見やすくする

5分足のみを使用する場合、すべての重要なサポートとレジスタンスレベルを確認するのは難しい場合があります。たとえば、下図のチャートでは、マーケットはレジスタンスを上回っていますが、次のレジスタンスレベルがどこにあるかはわかりません。1時間足を使用すると、次のレジスタンスレベルがどこにあるかを簡単に確認できます。

サポートとレジスタンスについての理解を深めることで、サポートとレジスタンスをブレイクした場合にマーケットがどこまで動く事ができるかを知ることができます。次のレジスタンスレベルが1時間足で遠く離れている場合、5分足を使用した順張りトレードを検討するべきです。マーケットが1時間足でレジスタンスにヒットしている場合は、逆張りデイトレの機会を探す必要があります。

ポイント2

長期トレンドを理解する

FXデイトレにおいて、長期トレンドに従うと、収益性の高いトレードを見つけやすくなります。短期の5分足と1時間足の両方が上昇トレンドの場合、ロングポジションに自信を持つことができます。1時間足チャートで移動平均線を確認する事で、より長期のトレンドを判断できます。私は1時間足チャートにパラメーターを10に設定した単純移動平均線(SMA)を使用して、トレンドを判断しています。

また、1時間足チャートが移動平均線から大幅に乖離した状態で買われ過ぎまたは売られ過ぎの場合、これにより収益性の高い逆張りトレードを見つけることができます。下図は、5分足と1時間足の両方を使用した順張りトレードと逆張りトレードの例です。

ポイント3

ボラティリティを理解する

ストップとターゲットを正しく設定するには、ボラティリティを理解することが非常に重要です。1時間足チャートを見ると、過去2〜3日分の直近のボラティリティを簡単に確認でき、今日のボラティリティを予測するのに役立ちます。

ボラティリティを理解する最も簡単な方法は、ATRインジケーターを使用して、マーケットの最近の平均レンジを理解することです。ボラティリティ分析の目的は、リスク管理計画を調整できるように、マーケットの動きが通常よりも多いか少ないかを予測することです。

ボラティリティが大きい時は、ターゲットもストップも通常より大きく設定します。反対にボラティリティが小さい時は、ターゲットもストップも通常より小さく設定します。もしくは、ボラティリティの無い日はトレードをしない、というトレード判断も大切です。ボラティリティの無い日のトレードが成功する可能性はかなり低くなります。

FX1時間足メンタルコントロール

アドバイス 1時間足チャートのみを使用してFXトレードをするには、トレードの機会を見つける事と、ポジションを保持する事に忍耐を必要とするため、規律が必要です。利益を伸ばし損失を確定するのが難しくなる為、常時自分のポジションを監視しないことが最善です。全てのポジションにストップとターゲットを配置し、マーケット監視に定期的な休憩を取り入れる事をお勧めします。

マーケットを見続けることはマーケット理解が深まるように感じますが、実際は、マーケットを見過ぎると疲れてしまいます。トレーダーがマーケットをコントロールすることはできません。トレーダーがコントロールできることは、「いつ買うか」、「いつ売るか」だけです。トレード中は、自分がコントロールできる事柄にだけ集中し、そのトレードで利益を上げるかどうかをコントロールする事はできない、ということを受け入れましょう。

 

FX1時間足資金管理

アドバイス 1時間のトレードのための1時間足資金管理計画を決定するときは、ボラティリティを理解することが重要です。期間に関係なく簡単なルールは、ストップロスを市場の1時間の平均ボラティリティの25%から30%に設定することです。

1時間足でトレードする場合、ポジション保有時間が長くなる可能性があるため、ターゲットがヒットするまで我慢する必要があります。迅速な利益を得るのは非常に簡単ですが、平均利益が平均損失よりも高いことを確認する必要があります。

アドバイス

FXデイトレであまりに短期チャートに集中しすぎると損失につながります。1時間足チャートを使用する事で、より長期のトレーダーが何をしようとしているのか理解する事ができ、結果FXトレードパフォーマンスは改善するでしょう。デイトレ時のメインチャートは5分足のままですが、トレード前、戦略を決定する時に1時間足を確認する必要があります。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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