FXに限らず、何事も初心者のうちは間違いがつきものです。

ですから、初心者が何か間違いを犯すのは仕方がないとも言えますが、一方で、FXの場合は大切なお金がかかっていて、最悪の場合は大きな損失につながりかねませんから、仕方がないでは済まされないこともあります。

そこで、FX初心者が犯しやすい8つの間違いについて解説しますので、初心者の方はぜひご一読ください。
特に、後半は大切な自己資金を大きく失わないために、ぜひとも避けていただきたい間違いです。

よく読んで理解していただきたいと思います。

FX初心者が犯しやすい間違い

ポイント1

トレーディングは未来を予測することだと考える

トレードで大切なことは、マーケットの未来の動きを正確に予測することだと思っていませんか?
テクニカル分析はマーケットの未来の動きを予測するためのものであり、テクニカル分析を極めれば未来を正確に予測できる、そう考えている初心者は非常に多いようです。
しかし、これは大きな勘違いであり、ぜひ早い段階で改めて欲しい間違いです。
マーケットの未来を正確に予測することは不可能です。これは断言できます。
勝ち組トレーダーは未来を予測できるから勝っているわけではありません。
テクニカル分析に基づいてより期待値の高い方向へポジションを取り、マーケットが自分のポジションにとって有利な方向へ動けば可能な限り利を伸ばし、不利な方向へ動けば素早く損切りする。
これを淡々と繰り返しているだけなのです。
ポイント2

損失を出したくない、出してはいけないと考える

初心者トレーダーは、損失=悪と考えてしまう傾向があります。
損失=悪であり失敗であり、決して犯してはならない罪のように捉えてしまっているのではないでしょうか。
そのためか、初心者は損切りを嫌い、1円でも自己資金が減ってしまうことを許せません。
その気持ちはある程度理解できます。損失を好むトレーダーなど皆無ですから。
しかし残念ながら、トレードにおいて損失をゼロにすることは不可能です。
なぜなら、マーケットの動きを100%予測することはできませんし、勝率100%のトレード戦略も存在しないからです。
トレードでは必ず損失が出ます。ですが、それは悪でもなければ失敗でもありません。
それはただの「経費」です。
ビジネスの世界では、経費なくして売上を上げることはできません。
トレードにおいても同じです。
損失という経費があるからこそ、利益を出すことができるのだと考えるようにしましょう。
ポイント3

損失が出るとナンピンする

損失を非常に嫌う初心者は、ポジションを持った後にマーケットが逆行して含み損を抱えてしまうと、損切りどころかさらにポジションを追加する、いわゆるナンピンをしてしまいがちです。
ナンピンしていればいつかマーケットが反転し、損失を回避するだけでなく大きく稼げるのではないか、そんな思いがあるのでしょう。
確かにナンピンがうまくいけば、大きな利益につながることもあります。
しかし、失敗した場合は、逆に多大な損失につながってしまい、最悪の場合、たった一度で自己資金が吹き飛んでしまうことさえあります。
マーケットが逆行したときは決してナンピンせずに素早く損切りし、次のチャンスを待ちましょう。

ポイント4

戦略を頻繁に変更する

自分のトレード戦略が有効であるかどうかの判定には、ある程度の期間が必要です。
最短でも3ヶ月、できれば半年〜1年の結果を見て判定するべきでしょう。
なぜなら、いかなるトレード戦略も勝率100%にはなりませんし、その戦略が得意とするマーケットもあれば苦手なマーケットも必ずあります。トレード戦略は万能ではないのです。
したがって、数週間〜1ヶ月程度では思うような結果が出ない場合もよくあるわけです。
あるトレード戦略を少し試し、うまくいかないからといってすぐ他の戦略に変えてしまうという行為は慎むようにしてください。
そうしなければ、いつまで経っても優れたトレード戦略に巡り会うことはできないでしょう。

戦略を頻繁に変更する
ポイント5

取引するマーケット(通貨ペア)が多すぎる

初心者は、多くのマーケット(通貨ペア)で取引したがります。
多くのマーケットを見ておけば、その分トレードチャンスが増え、収益のチャンスが増えると考えているようです。
確かに、見ているマーケットが増えればトレードのチャンスも増えますが、それは収益のチャンスが増えるというよりも、むしろ損失の機会が増えてしまうことになりかねません。
トレードで利益を出すには、各マーケットを十分に研究し、トレードごとに綿密な戦略を立てる必要があります。
これは、一度に多くのマーケットで取引しようとすると、なかなかできることではありません。
初心者のうちは1つか2つのマーケットに絞り、そのマーケットの専門家になるつもりで研究し、入念にトレード戦略を立てるようにしましょう。
ポイント6

自分の戦略をテストしない、テストできない

トレード戦略を策定したら、それを実際のマーケットで試す前に必ず検証することが大切です。
過去のマーケットでその戦略がどの程度機能したのかを十分に検証し、その上で実際のマーケットで試すようにしなければ、大切な資金をドブに捨てるようなものです。
また、検証結果が良好であっても、初めのうちはできるだけ小さなポジションでテストを行うべきです。
そして、テストの結果も良好であれば、本来のポジションサイズでトレードしましょう。
トレード戦略を新たに策定したり変更したりしたときは、このような手順で検証とテストを行う必要がありますが、初心者はこれを面倒だと感じてしまい、疎かにしやすいです。
また、そもそも検証やテストをどのように行えば良いのかを知らない場合も多いです。
初心者はトレードで儲けることばかり考えるのではなく、このような事前準備にもしっかりと目を向けるようにしてください。
ポイント7

リアル口座での取引開始が早すぎる

自分の戦略を検証する際、過去のマーケットに当てはめて検証する以外に、リアルのマーケットデータを使ったデモ口座でトレードし、今のマーケットでも通用するかどうかを検証することも大切です。
自分の戦略が過去、および現在のマーケットでも有効であることを確かめてから、リアル口座での取引を始めましょう。
多くの初心者は稼ぎたいという気持ちが強すぎて、こうした準備段階を飛ばして、いきなりリアル口座で取引しようとしてしまいます。
これは、自己資金を大きなリスクにさらしてしまうことになるだけですから、くれぐれも避けるようにしましょう。
ポイント8

最初から大きすぎるポジションで取引する

トレードで大きく稼ぐには、ポジションサイズを大きくするのが一番手っ取り早いでしょう。
そのため、初心者は最初から大きく稼ぐことを考え、自己の資金と経験およびスキルに見合わないような大きすぎるポジションでトレードしようとしがちです。
ポジションを大きくすれば、その分利益は大きくなりますが、損失も非常に大きくなってしまうということを肝に銘じておいてください。
初めは何事も練習が必要です。小さなポジションで利益を出す練習を繰り返し、安定して利益を出せるようになってからポジションサイズを少しずつ大きくしていきましょう。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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