初心者トレーダーは、デイトレ―ドとスイングトレード、どちらのトレードを行うか決めかねた状態のままトレードをしている状態を多く見受けます。デイトレードとスイングトレードには、共通する部分もあれば、適した戦略が異なる部分もあります。この記事から、スイングトレードとはどんなもので、どんな戦略を立てるべきか学んでいきましょう。

方法1

スイングトレードに適したマーケット数

スイングトレードはトレード機会が少ないため、毎日、複数のマーケット状況を確認する習慣が必要です。いつも、そのマーケットにトレードチャンスがある訳ではありません。複数のマーケットを見比べて、自分の戦略でトレードできるマーケットを見つけてポジションを建てるようにします。闇雲に複数のマーケットでトレードを行おうとせず、トレード計画に沿ったトレードが行えるマーケットを見極めます。

複数のマーケットを監視しながら、ポジションを同時に建てるのは、3つくらいまでに止めます。それ以上のポジション保有は、マーケットの急変時に冷静な判断を下すことが難しくなるため控えましょう。

方法2

1マーケットにつき1ポジション

スイングトレードはデイトレードと異なり、トレードチャンスが少ないことから、複数のポジションを保有することで利益を上げやすくします。しかし、一つのマーケットに建てるポジションは一つに絞ります。その代わり、別の銘柄で同時にポジションを持ち、デイトレードほどの瞬時の判断は不要な代わりにリスクを分散します。

ただ、ここで注意したいことは、自分の戦略に適したマーケット状況でのみトレードを行うことです。また、同時に建てるポジションも3つ程に抑えます。あまりにも多くのマーケットでポジションを建ててしまうと、マーケットの急変にそれぞれを適応させることが困難になるためです。最悪、複数のマーケットに渡って大きな損切りをせざるを得ない結果になる可能性があります。経験を積みながら自分の判断能力に適したマーケット数を分析し、理解するようにしましょう。

方法3

ターゲット設定

スイングトレードは、デイトレードよりも狙うターゲットが大きくなるためマーケットがターゲットに達するまでに時間を要します。ターゲットを大きくした場合、ストップもそれに合わせて大きくする必要があります。マーケットによって、ボラティリティの大きさが異なることから、そのマーケットの平均的なボラティリティの理解が必要です。そしてそのボラティリティに適したターゲットやストップの調整を行います。ターゲットとストップは、デイトレードと同様に、リスクリワードレシオが1以上になるように設定します。

狙うターゲットが大きくなればそれに伴い、建てるポジションサイズは小さくし、リスクが大きくなり過ぎないように調整することがリスク管理には必要です。

スイングトレードで簡単に稼ぐ方法
方法4

トレーリングストップ

トレーリングストップを効果的に使用できるトレードがスイングトレードです。スイングトレードは長時間に渡ってポジションを保有するため、マーケットから目を離している間のマーケットの急変からポジションを守ってくれる有効的な機能です。今ある含み益を大きな損失に変えることを防ぐためにも、トレーリングストップを使用する練習を繰り返し行うようにします。特に大きなトレンドが発生している時ほど、トレーリングストップを使用したスイングトレードでは、より大きな利益を得られます。

方法5

メンタルコントロール

スイングトレードは、デイトレードに比べてトレード時にかかるストレスの具合が軽減される傾向にあります。デイトレードは短時間でマーケットの価格差から利益を得るため、基本的にはチャート画面から目を離すことは滅多にありません。反対にスイングトレードはデイトレードに比べて大きな価格差から得られる利益を狙うため、チャートを見張っているというよりも、たまにマーケット状況を確認する程度となります。そのため、常にマーケットの行方を心配し過ぎることがなくなり、デイトレードに比べてメンタルコントロールが容易となります。

トレード回数もデイトレードに比べて少なくなるため、トレード後の振り返りや分析に時間をかけ、丁寧なトレード分析がトレーダーとしての成長を速めてくれる効果が見込まれます。

方法6

スイングトレードに適したマーケット

スイングトレードに適したマーケット、デイトレードに適したマーケットがそれぞれあります。これを理解せずにトレードしてしまうと、想像と異なるトレード結果に大きな落胆やストレスを抱えてしまう結果となります。

スイングトレードに適したマーケットとは、ボラティリティの少ない静かなマーケットです。例えば、USDJPYや、USDEURです。これらのマーケットは、通常ボラティリティが少ないため、デイトレードよりもスイングトレードに適しています。反対に、ボラティリティの大きなマーケットは、マーケット変動も大きいため、スイングトレードよりもデイトレードに絞ったトレードにすることをお勧めします。

今までデイトレードで利益が上がらなかった理由はここにあるかもしれません。過去のトレード分析を行い、スイングトレードに変更することで損益の改善を見込めるか否か確認してみましょう。

アドバイス

デイトレードと、スイングトレードのどちらでトレードをしようか迷った時は、好きなマーケットのボラティリティがどちらの戦略に適しているのか、自分の性格に適したトレードスタイルがどちらなのかで決めましょう。トレードをする時は、どちらのトレードスタイルでトレードを行うのか、事前に決めてからポジションを建てるようにし、それを途中で変更しないようにしましょう。トレードの鍵は、大きな損失を防ぐことにあります。決して、目先の値動きに翻弄されないようにトレード計画を守ってください。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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