FX損切設定の重要さ

トレードで一番重要なのは自分の決めたFX損切りルールを守ることです。初心者だけではなく、すべてのトレーダーに共通する重要事項で、この損切ルールを厳守することはシンプルでありながら非常に難しいものです。どのような戦略においても損切りを設定しないトレードは行うべきではありません。これを怠ると、たった一度のトレードによって全資金を失うリスクさえあるのです。

では、どこに損切りを置くべきなのでしょうか。これを理解することはとても大切で、先ずは自信を持って損切りを置けるようになる必要があります。ポジション保有中に目の前の値動きに翻弄されたり迷いがなくなると、その損切設定を途中で変更しなくなり、自分のトレードルールを守ることができます。

FX損切設定に役立つヒント

上手に損切りするためのヒントがこちらです。そして大前提として、いつもトレード記録を付けることが挙げられます。このトレード記録を見直すことで自分に適した損切りの置き方を理解できるようになり、改善を図ることに繋がります。

マーケットのボラティリティを理解する トレードを行う時間帯にどれだけの値動きがあるのかを把握できれば、損切り幅を決めることができます。スキャルピングであれば通常ポジションを5分以内で決済するので、今後5分間に動くと予測される値動きの半分を損切り幅に設定します。例えば、この先5分足で10pips程度の値動きがあると予測した場合の損切り幅は5pipsです。

デイトレードであれば、30分の値幅を平均的なレンジとして使い、今後30分で予測する値動きの半分を損切り幅の目安に使うことができます。

今後の値動きの幅を予測するには、過去のデータから今日の値動きが過去の平均的な値動きと比較して激しいのか、静かなのかを分析します。また、マーケットに影響を与える可能性のあるニュースがあるか、ブレイクした場合に大きなトレンド転換となり得る重要なレジスタンスやサポートがチャート上にあるかも把握することは今後の値動きの幅を予測する際に役立ちます。

サポート、レジスタンスを使う 買いポジションを建てたい場合、始めにチャート上にサポートを見つけ、その下に損切り設定を入れることを考慮してからエントリータイミングを計ります。サポートの下に損切りを置けば、サポートで買おうと待っている他のトレーダー達の買い注文がサポート下の損切りにかからないよう盾になってくれます。同様に売りでエントリーしたい場合は、レジスタンスの上に損切り設定を考慮してからエントリーのタイミングを計ります。

例えば日経225で買いのタイミングを探している場合、サポートが16750円にあれば、損切りを16745円、またはそれ以下に設定します。

経過した時間によるFX損切り レードはメンタルコントロールが最も難しく、ポジションを保有している間は常に一定のストレスがかかっています。一定の時間が過ぎても価格が自分の思惑方向に動かなかったならば、そのポジションは利益を生まないことを意味するので一度手仕舞いし、次のエントリーチャンスを待ちます。スキャルピングなら5分以内に含み益が出なければ、一度決済して次のトレードチャンスを待ちます。自分の戦略とトレード履歴から見たトレード検証を理解していれば、保有したポジションの手仕舞い時、一度撤退するまでの所要時間を理解することができます。手仕舞った後は、マーケットの様子を再度見直します。
テクニカル分析 テクニカル分析はマーケットがレンジ相場かトレンド相場かを把握する際にとても有効であるとともに、トレードのタイミングを掴むにも大きな手助けとなります。

最も人気の高いインディケーターは移動平均線です。移動平均線はとてもシンプルで、世界中多くのトレーダーが使っているため機能しやすく、価格が上昇していれば移動平均線はサポートとなり移動平均線の下に損切りを置く想定でエントリータイミングを計ります。

説明動画

損切を上手にするには

収益性の高いトレード 成功と失敗の大きな違いは、彼らがお金を失うことにどのように反応するかです。損失を最小限に抑える時期とその方法を知ることは、あなたの口座残高に大きな影響を与えます。 あなたが損失を受け入れることで、あなたは将来の収益性の高いトレードに集中することができます。 

すべてのトレーダーは短期的な利益を上げることができますが、一定の利益を得るには定期的な損失が必要です。負けたトレードの最中とその後に穏やかな気持ちで学ぶことは、非常に重要なスキルです。 マーケットはいつでも急に方向性を変えることがあり、収益性の高いトレードがいつのまにかストレスのかかるトレードに転じる可能性があります。 トレーダーはストレスにどのように反応し、計画に従うことを確実にするために何をすべきかを理解する必要があります。

 

損失を小さくする重要さ 損失から学ぶのは難しいことです。 誰しもお金を失うことは好きではありません。損失を取り戻す能力が低く自信を持てていないトレーダーは特にその傾向があります。 損失が大きければ大きいほど、将来的に利益を積み重ねていくことは難しくなりますので、FXの基本として、損失は素早く止めることをおすすめします。 含み損のポジションを長く持っているほど、そのポジションを閉じることが難しくなります。そういった含み損は、小さくなるどころか大きな含み損へと成長してしまうのが常です。 長期的な利益を得るためには、損失は小さくする必要があります。プロトレーダーであっても必ず損失は出てしまうものです。損失を出すことは決していけないことではありません。大きな損失を避け、上手に小さな損失に抑える技術が大切です。

損切との向き合い方

向き合い方1:損失はすべてのトレーダーが経験していることを理解する トレーダーが毎日お金を稼ぐという事実はありません。専業トレーダーは初期段階において多くの損失を被ります。トレーディングはリスク管理のゲームであり、 トレーダーは将来の 100%を予測することはできませんので、損失を止める必要があります。
向き合い方2:負けることを練習する マーケットにエントリーしたときは必ず損切注文をし、その損切注文が執行されても、静か気持ちを保ちマーケットを観察しましょう。 損切したということは、次のチャンスを見つけることに集中できることになります。
向き合い方3:損失トレードを記録する あなたがトレードで勝ったときは 楽しい気分で取引記録を付けることができるでしょう。しかし、勝ったトレードより損失の出たトレード記録することがより重要なのです。 チャートを保存し、マーケットに出入りしたポイントを記録します。そして、のエントリーとエグジットの理由と間違いなどを書き留めます。こうした取引記録は、あなたの取引を改善するために最も重要なものです。
向き合い方4:損失を受け入れる エントリーする前、このトレードが損失になる可能性を心構えておきます。損失の可能性を予め考え準備できている場合、トレードルールに従い損失を制限することが容易になります。 エントリー前にこのトレードがどんなに良好で利益が上がりそうに見えても、常に損失の可能性はありますので、損失の可能性を最小限に止めることが重要です。マーケットはいつのどの瞬間に大きく姿を変化させるか誰にも予見できません。大きな損失を防ぐため、常に損失の可能性を考えながらトレードを行うようにしましょう。
向き合い方5:損失を楽しむ 収益性の高いトレードを見つけるためには、損失を決して悪いものとみなさず、 すべてのビジネスは利益を得るためにコストを必要とするように、損失も経費とみなし、ストップロスを低く保ちましょう。ストップを低く保つことは経費を不要に大きくかけないことに繋がります。 しかし、これは多くのトレーダーができずにいる困難なことであり、そうしたことをあなたが認識できれば、 ストップロスルールに従う度、成功したトレーディングビジネスを行えていると実感できるでしょう。
向き合い方6:損失から学習しトレードを改善する 損失はトレードを改善する絶好の機会です。人生は失敗から学ぶものです。トレードも同じように、損失から多くのことを学べます。エントリーのタイミングが間違えていて、エントリーを辛抱強く待つ忍耐が必要、と気づく場合もありますし、エントリーは良かったものの、ターゲットまで辛抱強く待てずに利益を小さくしてしまった、と気づく場合もあるでしょう。そもそも戦略がマーケットに適していなかった、ということもあるかもしれません。
損失となってしまった原因を分析し、改善する方法を見つけましょう。

-トレードプランに正しく従いましたか?
使用しているインジケーターのシグナルに沿ったトレードが出来ていたか、振り返ることで冷静に判断ができます。
マーケットがどうなった場合にトレードを行う、など事前に決めておいたトレードプランに沿ったものだったのか見直します。

-ボラティリティの増加に伴いポジションは小さくしましたか?
ボラティリティが大きいとターゲットもストップも達しやすくなります。ボラティリティの大きい時は、通常よりも大きなターゲットを狙い、損切りも直ぐに達してしまわないように大きくする必要があります。大きな損切りとなるため、ポジションサイズを通常よりも小さく調整して大きな損失から回避します。
しかし、リスクリワードが悪い状態でのエントリーは決して行ってはいけません。

-見逃したニュースはありませんか?
見逃したニュースによってマーケットが急に大きく逆行した可能性があります。

損切り設定を変更する必要性

トレードでストップロスを正しく設定した後に、マーケットの値動きに応じてストップロス注文を変更することは有益です。ストップロス注文を変更する2つの方法

ストップロスを広げる 度ストップロスを広げると、損切にかかるのを避けられるため、ストップ幅を広げるのは非常に魅力的です。しかし、ストップ幅を広げることは大変危険です。ストップ幅を広げるリスクは何よりも高く、資金を大きく失う危険が伴うため、ストップロスは広げないことが最善です。
ストップロスを狭める 潜在的な損失を減らすため、そのトレードでも利益が残せるよう、ストップ幅を狭めることは有益です。通常、思惑通りに価格が動くと利益目標が達成され、ターゲットにヒットします。しかし、含み益だったポジションがターゲットにヒットする前に価格が反転し、ストップロスにかかってしまうとストレスになります。そのメンタルを回復させるのは困難で、その後のトレードに悪影響を及ぼし、悪いトレードを始めてしまうきっかけとなります。だからといって、損失を避けるために、ストップをあまりにも早く狭めるには注意が必要です。トレーリングストップを使用してストップ幅を狭めていくには練習と分析が必要です。

また、別のストップ幅を減らす方法は時間制限をかけることです。たとえばデイトレードの場合、5〜10分後にポジションが黒字にならなかった時が、一度手仕舞うサインです。こういった場合の多くは、ストップ注文がヒットする前にトレードを終了した方が損失を小さく抑えることができます。

生徒さんへの実際のアドバイス

こちらのチャートをご覧ください。生徒さんのトレード結果をもとに損切り設定のアドバイスをしています。どこに損切りを置くべきだったのか、どのように損切りを動かせば良かったのか、みていきましょう。

トレード1のアドバイス

  • マーケットは横ばいでした。エントリーポイントとしては、マーケットが動くまで待った方が良かったです。
  • 損切り設定としては大台のレジスタンス以上にしていて悪くなかったと思います。
  • 価格がターゲットに達しなかったのでトレーリングストップを使用したのは良かったですが、もっと早くトレーリングストップを使う判断ができると良いと思います。

トレード2のアドバイス

  • 価格が移動平均線から離れていてエントリーが遅くなっています。
  • エントリーが悪かったので損切り設定が大きくなってしまいました。こういった場合の損切り設定は難しくなります。
  • エントリーの間違いに気づけたので小さな利益で逃げられて良かったです。

トレード3のアドバイス

  • エントリーは悪くありません。上昇トレンドをフォローした良いトレードでした。
  • 損切り設定は移動平均線以下に正しく設定できていました。
  • 良く利益を伸ばせました。欲を言えば、陰線が出るまで利益を伸ばせるようになると良いですね。
最後のアドバイス 損失の後は休憩し、リラックスしたときに損失から学ぶ方法を見つけましょう。良い敗者であれば、長期的な収益性の高いトレーダーになれるはずです。損失の後は、穏やかな気持ちを保ち、次のチャンスを見つけましょう。

完璧な損切り設定とは

どのトレードにおいても損失は発生する可能性があります。どれだけマーケットを分析しても完璧な損切り設定はありません。完璧な損切りを設定しようとすると、多くのストレスが生まれ、トレードパフォーマンスが低下します。

アドバイス 価格がターゲットに到達する前に反転してストップロスにヒットすることも当たり前のようにあります。この状態が続くと、次のトレードではストップロスを広げたいと思うかもしれませんが、これはリスクリワードレシオを低下させる要因となります。トレードを今以上に悪化させる可能性がありますのでストップロスを広げることは賢明ではありません。

では、こういった場合はどのように対応した方がいいのでしょうか。
戦略が今のマーケット状況に適していないということがわかりますので、何が原因なのかを検証する必要があります。ボラティリティが通常よりも高いのか、マーケットに影響を与えるニュースが出たのか、トレンド相場からレンジ相場に変わったのか、あるいはその逆なのかなどトレード結果を確認してみてください。そこから見えてきた課題を次回のトレードに活かしていきます。

ストップロス毎にマーケットを分析することは、トレード結果を改善させるために重要です。 1回の損失は重要ではなく、トレード改善のためには5〜10回以上のストップロスにかかったトレードを分析します。より多くのトレードを確認することでストップロスをより高く設定する必要があるのか、より低く設定する必要があるのかが確認できます。

損失はトレードの一部であり、完璧な損切り設定がないことを念頭に入れておきましょう。損失を正しく理解することはストレス軽減に繋がり、利益を伸ばしやすくします。この考えはとても重要です。小さな損失は長期的な利益に結びつくことを忘れないでください。

スキャルピングの損切り設定

成功するスキャルピング戦略は、小さな利益をより多く上げ、大きな損失を回避することです。スキャルピングのときに損切り設定を正しくすることは非常に重要です。そうすれば1つの悪いトレードでその日の利益がすべて失われることはありません。通常、スキャルピングの適正な損切り設定は、ドル円では2〜5pips(1pip= 0.01)で十分です。 ポンドドルやポンド円などの高いボラティリティのマーケットでトレードする場合は4〜7pips(1pip= 0.01)です。

スキャルピングのもう1つの重要なポイントは、連続して多くの損失が発生しないようにすることです。スキャルピングをする場合、1日の合計損失をpipsで設定する必要があります。 マーケットがもたらす大きなトレンドは、多くの小さな損失につながり、結果、その日一日の大きな損失につながります。1日の合計損失をトレード前に決めておくことで、その日のトレードの止め時を理解します。

トレードを始める前に毎日、今日のスキャルピングのボラティリティを予測することも重要です。マーケットが通常よりも不安定な場合は、損切り設定を増やす必要があります。マーケットの変動が通常よりも少ない場合は、損切りを小さく設定してトレードをするよりもボラティリティが増加するのを待ってからトレードした方が適切です。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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