FXスプレッド変動とは?

FXのトレードでは、大きく2つのコストがかかります。1つは損切によって発生するコスト。もう1つはスプレッドによるコストです。

トレードで成功するためには、いかにしてこの2つのコストを小さく抑えるかが重要です。 せっかく利益を上げても、それを上回るコストが発生してしまったのでは、一向に資産を増やすことはできないからです。

今回の記事では、この2つのコストのうち「スプレッド」に注目してみます。

スプレッドとは、買値(ASK)と売値(BID)の差額のことです。この差額はFX会社の収入になりますので、事実上、手数料だと考えてよいでしょう。これが小さいほどコストを抑えられることになるわけですが、通常、スプレッドは固定でないことが多いです。つまり、様々な事情によって変動してしまうのです。

最近では、特別な事情が生じた場合などを除き、原則として固定のスプレッドを提示しているFX会社も増えてきましたが、特別な事情が生じてしまいますと、結局スプレッドが変動します。

しかも、困ったことにこの「特別な」事情は割と発生頻度が高いため、FXトレーダーたちは常々このスプレッドの変動に悩まされているのです。

ポイント1

重要なニュースや経済指標の発表があったとき

重要なニュースや経済指標の発表があると、マーケットは一時的に大きく変動します。 また、後に〇〇ショックと呼ばれるような事件や事故、あるいは自然災害や戦争などが起こった場合も同様です。

このようにリスクを伴うときスプレッドは拡大しやすくなるため、通常時では想像もつかないほど大きなスプレッドになることもあります。

ニュースや経済指標の発表
ポイント2

市場参加者が少なくなる時間帯のとき

1.のときとは反対に、マーケットが静かすぎるときもスプレッドが拡大する場合があります。 例えば、日本時間の早朝(NY市場クローズ後)など、市場参加者が極端に少なくなって流動性が大幅に低下してしまったときなどです。

市場参加者が少なくなる時間帯のとき
ポイント3

欧米市場が休場のとき

意外と忘れがちなのが、欧米市場が休場のときです。 日本市場では通常通り取引されていたとしても、欧米での取引量は圧倒的ですから、欧米市場が休場の場合どうしても流動性が低下してしまいます。 すると、スプレッドは拡大しやすくなるのです。

欧米市場が休場のとき

スプレッドが変動する大きな要因は以上の3つです。

これ以外にもうひとつ大事なことは、そもそも自分が取引しているFX会社がスプレッドの設定をどのようにしているか?ということです。

通常時は固定スプレッドなのか?あるいは狭小なスプレッドを提示しているのか? また、平均スプレッドはどれくらいなのか?

FX会社を選ぶときは、このような点にも注意しながら選ぶようにしましょう。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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