この記事では、FXマーケットの過去検証の重要性を解説します。

ポジションを建てたり手仕舞ったりするトレードに比べ、過去検証は地味な作業ですが、トレーダースキルを上げるためには欠かせないものです。

不思議なFXマーケット

過去のマーケットは似ているものの全く同じにはなりません。反対に、全く同じにならないものの、似たマーケット状況にはなる、ということでもあります。
トレードするマーケットにどの様な癖があるのか理解することは、勝ちトレードを増やす鍵となります。チャートを開き、遡れるだけ過去を遡り、様々なマーケット状況を確認しましょう。

過去のマーケットから学ぶ

ポイント1 過去の似たマーケット状況を学ぶことは、目の前のマーケットで利益を上げる可能性を高めます。多くのトレーダーが、同じ様に考え、同じ様にトレードをしようと考えていることが多いため、実際にも過去と似た値動きになることも多くあります。

しかし、マーケットに絶対が無いからこそ、常にストップの設定をし、思惑通りに動かない可能性も念頭に入れておく必要があります。

ポイント2 過去検証から、どの戦略を使用すると、そのマーケットで利益を得られるか分かるようになります。過去検証を行う際、このチャートパターンになったら有効的な戦略が何なのか分析することで、今後、似たマーケット状況になった際に自信をもってエントリーすることができるようになります。しかし、この際にもストップ設定を疎かにしてはいけません。チャートパターンはいくつもありますが、有名なチャートパターンのいくつかを知っているだけでもトレードチャンスに恵まれます。

ポイント3 過去検証することで、FXトレードをビジネスとして捉えられるようになります。過去検証に沿ったトレード戦略は、トレード計画を容易にさせ、適切なターゲットとストップの設定を行い易くします。思いつきのトレードではなくなるため、ギャンブルトレードを脱することを可能にします。

ポイント4 マーケットによって、値動きの癖が出る時間帯が異なっていることに気付けます。例えば、イギリスポンドの場合、ロンドン市場オープン時、順張りに適した時間帯となります。NY金の場合、中国市場オープン時は、前日のニューヨーク時間のマーケット方向と反対の方向に優位性があります。時間を意識しながらの過去検証はトレードをよりシンプルにさせます。

ポイント5 過去検証は数日などではなく、数か月、数年といった長い期間を遡って検証する必要があります。期間が長ければ長いほどより有益なものになります。最近のマーケットが、今までに比べてどのような状況下にあるのかを知ることは相場観を養うことにも繋がります。

FX過去検証のやり方

  • マーケットパターンを調べる
  • チャートを遡り、マーケットパターンがあるところを探す
  • マーケットパターンがパターン通りに動いたか否か確認し、その確率を調べる

アドバイス

過去検証は、トレーダーに相場観を養わせ、考える力をもつけてくれます。これは、実際にトレードを行う際に大きく役立ちます。1日など簡単にできる作業ではありませんが、時間をかけ、少しずつでもいいので行うようにしましょう。そのマーケットを知ることは、トレードをよりビジネス化させる一歩にもなります。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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