ビットコインはここ2、3年で大きく人気を伸ばしました。当初は一部の人しか知らないマーケットでしたが、今では世界中のほぼすべてのトレーダーがビットコインについて知知識を持っています。

最近では、ビットコインが動いた方向に株式市場も追随するようになりました。以前は、株式の動きに追随してビットコインが反応していましたが、その姿は変わり続け、ビットコインは様々なマーケットに影響を与える存在になっています。

仮にビットコインを取り引きしない場合であっても、FXトレーダーにとって、ビットコインの存在感は今や無視することのできない大きなものになっています。ビットコインが大きく動いたとき、他のマーケットへの影響を把握することは重要です。

FXトレーダーとして、ビットコインに注目するべき理由を確認していきましょう。

ポイント1

リスクに対するセンチメントの影響

ビットコインは価値判断が難しいため、現時点ではハイリスクな投資対象として捉えられています。そのため、マーケットが将来に自信を持っているとき(リスクオンの状態)はビットコインが買われ、反対に不安(リスクオフ)になると売られます。

ビットコインが大きく動くと、マーケットのリスク選好が変化することがあります。例えば、ビットコインが大きく上昇すると、トレーダーは将来について確信を持ち、株式やGBPJPYのようなリスクの高いマーケットを買うようになる可能性があります。

ポイント2

株式市場への影響

多くの個人投資家は、ビットコインと株式の両方を保有しています。ビットコインが大きく下落すると、投資家は将来への不安からビットコインや株式のポジションを手仕舞う可能性があります。

一方、ビットコインの人気が高まり、株価が上昇すると、投資家は自信を持ち、株式を購入してマーケットを上昇させます。

ポイント3

ボラティリティへの影響

ビットコインのボラティリティは非常に高く、1日で10%も変動することがあります。ビットコインが大きく動くと、FXのボラティリティも通常より高まります。ボラティリティが高いときは、ターゲットとストップロスを増やすことをお勧めします。

例えば、通常ターゲットを10pipsに設定しているのであれば、20pips以上に設定します。それに伴い、ストップ幅も大きくすることは良い判断です。ボラティリティが大きくなっているとき、通常のストップ幅のままでいると、ターゲットに達する前にストップにかかりやすくなってしまうためです。ストップ幅が通常5pipsであれば、7pipsに拡大するとパフォーマンスが向上します。

ただ、むやみに計画なしにストップ幅を拡大させたり、ストップを外すことだけは止めましょう。マーケットの急変に対応できず、大きな損失を被ってしまう恐れがあります。ボラティリティが高まると、トレンドが強くなることがあるため、リスクリワードレシオが悪化するような大き過ぎるストップは必要ありません。

アドバイス

ビットコインの人気は今後も高まり続け、FX市場に与える影響も一層大きくなると思われます。ビットコインの大きな値動きに注意することで、FXトレード戦略も適応させることができます。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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